2023年度を終えて
今年度の卒塾生は最もコロナ禍の影響を受けた生徒達と言えるでしょう。
中学入学と同時に学校は休校となり、その後も様々な規制を受けながらの中学校生活だったと思います。修学旅行の実施が決まった時『やっと楽しい思い出が作れる』と言っていた生徒の言葉は忘れられません。
今年は卒塾直前の3年生を約2カ月ごく近くで見守る事ができました。
都立高校を目指す生徒は最後に本気の努力を見せてくれました。
私立高校に進学を決めた生徒の指導では『ああ、ここまでの事ができるようになったのだな。』と感慨深いものがありました。しかし、コロナ禍での指導の中で私達がもっと彼らにできることがあったのではという思いが心の片隅にあり、どこか自分自身に納得がいかないものを抱えていました。
そんなおり5年前の卒塾生が3人で訪ねてきてくれました。当塾では高校卒業時にも卒業報告会という形で集まりを持っていたのですがここ数年はそれもできずにいたので本当に久しぶりの再会でした。律儀にも大学進学の報告もできないでいたのでみんなで久しぶりに会えたので、といって顔をみせにきてくれたのでした。付属高校から大学へ、公立校から国立へ、私立校から理系難関校へ。『本当にすごいなあ』と思いました。これはどこの学校に行ったとかではありません。彼らが自分自身で道を選択し歯をくいしばるような努力をしたことがわかったからです。
そうだったのです、私達ができることは生徒達が次のステップに進むためのお手伝い。
より良い状態で彼らをおくりだす。後は彼らが自分自身の力で道を切り拓いていく。
そう思うと社会に出て頑張っている卒塾生の顔が次々と浮かんできます。
卒塾生のみなさん、高校への準備は整っています。次のスッテップは自分自身でつかみとってください。数年後を楽しみにしています。頑張れ!
ファミリオ 塾長